伊居田神社のすぐ近く、綾羽にある「一寸一休（ちょっとひとやすみ、と読みます）」は、株式会社稔工務店さんが池田市五月山のふもとで7月からはじめられたレンタルスペース。地域の振興イベントや起業チャレンジなど様々な用途で利用できるこのスペースで、「なりわいわいの ことはじめ」という名の3DAYSイベントが開かれていたので遊びに行ってきました。

「なりわいわいの ことはじめ」では、ちいさなこどもが喜ぶ遊びがいっぱい！金魚すくい、スーパーボールすくい、駄菓子マーケット、ハンドメイドアイテム、水でっぽう、冷たいラムネなどが用意されていました♫特に金魚は、金魚だらけの町・大和郡山から届いた大変元気な金魚！イキイキした金魚をすくって大切に持って帰ろうとする子たちの目はキラキラと輝いていました。

久々の縁日感に、訪れたこどもたちはみんなとっても楽しそう。半屋外なので換気はバッチリ。消毒液完備で、人の間隔に気をつけながら、感染症対策に留意されての開催となっていました。

「なりわいわいの ことはじめ」を開催した園部さんにお話を伺いました。
「地域に根ざして佳（よ）く生きることを大切にしたい、そのためにできることは何かなとずっと考えていて。きれいごとだと思われがちですが、他にもそう望む方いるのなら、それが自然に叶えられる地域でありたいなと。まずはいろんな世代にとって「用のある場所」を作りたいと思って、その初回を開催することにしました」。

コロナ禍で”不要不急”という言葉が飛び交った時に「人と人とのつながりは、不要不急なのか？」と自問自答されたそう。「それがないと私は生きていけないし、非常時には日常の何気ないつながりこそが問われる」と気づいたという園部さん。自身の企画を発端に、イベント時のこども見守り事業をされている「だっこ」さんへのお声がけや、理想の立地でレンタルスペースを持たれている稔工務店さんへの相談をして、開催場所や当日の安全を確保。ハンドメイド作家さんや自身の家族、友人の家族など、さまざまな方々と連携してこの日を迎えられました。

開催を見守ってくださる近隣住民のかたがたや、イベントに訪れた保護者のみなさんとの交流を、心から楽しそうにされていた園部さん。「今後は防災だったり、アレルギー食だったり、カフェだったり、お年寄りのおしゃべりできる場所だったり。ちょっとずつ「小商い」の取り組みを続けて、社会起業につなげていきたいと考えて動いています」と、力強く教えてくださいました。

大人には大人の、こどもにはこどもの、赤ちゃんには赤ちゃんの生業がある、と園部さん。「赤ちゃんが泣いた時のみんなの心の動き、周りをつなげる力はそのまんま地域のチカラ」わたしも周りを巻き込みながら地域のしあわせの一端を担えるように頑張ります」と語ってくださった彼女の笑顔に、元気をたくさんもらったイベントでした！また開催される日が楽しみです♪

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取材ママ　ひまりちゃん