ルールはひとつ「自分の責任で自由にあそぶ」こと! 里山でのびのびと遊ぶ、ひと山まるごとプレイパーク
2021年3月12日 ひと山まるごとプレーパーク
”ひと山まるごとプレーパーク”という名前を聞いたことはありませんか。特定非営利活動法人北摂こども文化協会が主催する自然あそび会のことで「自然の中でおもいっきり遊びほうける!」をモットーに、能勢郡能勢町木代のちいさなお山で始まった活動です。
現地に向かう前に準備したのは身だしなみ。日除けの帽子、日焼けどめ、長袖シャツ、長ズボン、長靴と履きなれた靴が『ひとやまの基本スタイル』と呼ばれています(参加者の中には、泥だらけになる前提でカッパのズボンを履いている子もいました!)
大きな木の看板が立つ入り口を進むと、メインフィールドが見えてきます。有志の方と一緒に作った立派なツリーハウスや、道具を収めている小屋、草地の広場、栗の木、桜の木、杉の木。木とロープのブランコ、木から木へと張られたジップライン...。どこで遊ぼう?!何してみようか?と興味がふつふつとわいてきます。
まずは参加者の点呼とプレイリーダーと呼ばれるリーダーたちの紹介が。この日は10組ほどの家族や10名弱のプレイリーダー、関西学院大学から3名のインターン生が参加していました。プレイリーダーのなかには、こどもの頃から”ひと山”で遊んできた社会人リーダーもいて、”ひと山”の雰囲気の良さを感じることができます。
スケッチブックに書かれたかわいい紙芝居をめくりながら”ひと山”での過ごし方やノコギリなど道具の扱い方、ヘビなどの危険回避についてみんなで確認した後、プレイリーダーが「今日は何がしたいですか?」と問いかけました。そう、ここでは決められた活動はありません。何をしてみたいか、どこを歩いてみたいか、何の生き物を探してみたいか。それをリーダーと一緒に考えながらやってみることができます。1人で本を読んでみたり、木をひたすら削ってみたり、時期外れだけどカエルを探してみたり。山中の移動などは集団行動をしますが、基本的に思いおもいの遊びや表現を堪能することができます。
この日はカニ川に行って、生き物探し。ちょろちょろと水が流れる川で足場に気をつけながら探索しました。「へんなほらあな」と呼ばれている穴をしげしげと観察したり、水遊びスポットでは長靴のままゆっくりと入水したり!なかには裸足で挑む子もいました。リーダーや保護者はこどものやりたい気持ちを尊重しながら、危険管理もされています。いいなと思ったのが、こどもだけでなく、大人も楽しそうにされているところ。本気で生き物や綺麗な枝を探したりと、自然体で活動されているのがとてもいいなと思いました。
この素敵な活動は今年で20期め。主催者団体の理事、黒島さんにお話を伺いました。「開始当初は元気なこどもたちだけが集まるパワフルな活動になるかと思っていましたが、本当にいろんなこどもや大人が来てくれています。自然に囲まれてほっと安らいだり、自由に時間をつかったり表現したり。様々な年齢層のこどもたちにとって心地よく、安心できる場所になれているのではないかなと思っています」。
お昼になったらお弁当を食べて午後の活動へ。自然の中で食べるお弁当って、大人になっても思い出せてしまうくらいおいしいですよね。私もリーダー手作りの豚汁をいただき、ほっと落ち着いたいい気分になりました。
これまで乳児から80歳過ぎのお年寄り、子連れのご家族、子育てを終えたご夫婦での参加など、様々な参加者に愛されてきている”ひと山”の活動。大きく分けて、3ヶ月参加プランと、年間プランの2種類があります。次年度の募集については、感染症の状況をみながら今後決定されるそうです。「参加してみたい!」「興味ある」という方はぜひ事務局へお問い合わせください。
公式サイトメール
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取材ママ
ひまりちゃん
住所 | 大阪府豊能町木代 周辺の私有地 |
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アクセス | 阪急宝塚線池田駅から国道423号戦を能勢方面へ、朝川寺付近を右折(車で約30分) |
電話番号 | 072-761-9245(特定非営利活動法人北摂こども文化協会 ひと山事務局) |
営業時間 | 毎月第3日曜日の10時~14時30分(9月に宿泊イベントを実施することも) |
備考 | 【対象年齢】 幼児や小学生とパパやママ(原則親子参加)、中学・高校生、ボランティア希望の若者や大人 |
※当ページは、情報を保障するものではありません。詳細は直接各施設にご確認頂きますようお願いいたします。