私はハンガリー出身です。大学時代に池田に住み、その後仕事で愛知県などで暮らし、ベルギーに駐在した後、池田に家族5人で引っ越ししてきました。池田には「戻ってきた」という感覚でしたね。愛着があったのでしょうか。私も妻も自然が好きだったのが、池田を選んだ理由のひとつです。特に妻は、子どもたちが小さい時は、知り合い家族と連れ立って五月山に行き、親子ハイキングを楽しんでいた時期があります。
2018年から家族で畑(はた)にある貸農園を借りて、野菜作りを楽しんでいます。コロナ禍になってからは畑時間をもっと楽しもうと、借りる敷地を1区画から2区画に増やしました(笑)。本当は、単に私が畑を広げたかったというのが理由なのですが(笑)。今は6m×9mほどの畑面積に、キュウリやズッキーニなどの夏野菜や、大根や玉ねぎ、イモ類などの冬野菜を植えています。畑づくりは土づくりから始まるのですが、長男と一緒に、堆肥や腐葉土などを混ぜた土づくりをしたのは楽しかったですね。収穫を家族で楽しめるのが自分で育てる醍醐味だと思います。豊作の年は、隣近所や知り合いのかたにお譲りしたりして、みんなで収穫を楽しんでいます。
小学校高学年ぐらいになると、こどもは自然と親から離れていきました。次女は今1年生なので、まだ畑仕事を手伝ってくれたり一緒に散歩に行ってくれます。が、上の子2人はなかなか親をかまってくれなくなりました(笑)。次女ももうじきそうなるのかなと。さみしいのはさみしいですが、それが子どもの成長なのでしょう。見守りつつ、つかず離れずで見守っていきたいと思います。
最近は次女と一緒に「里山あそび隊」という里山遊びに出かけています。今日は五月山のすがたに広場で焼き芋をしました。焼き芋に使われていたサツマイモが「紅はるか」という品種と聞いて、我が家でも畑に同じ品種を植えて収穫したのを思い出しました。「里山あそび隊」は小学生たち40人ほどが参加する活動ですが、自分中心の動きをする娘に少々ヤキモキしながらも、自然の中で友達とおおらかに過ごす恩恵を受けているなと感じています。
子どもと一緒に五月山に登ったり、畑で自然を感じたり。ゆったりした池田の環境を楽しみながら、自然体の子育てをしていきたいですね。
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2025年11月
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