「誰でも自由に立ち寄って食事ができる場所をつくろう」と、伊藤さん親子が2016年にオープンした「こども食堂さくら」。北豊島小学校のすぐ近くで開催され、毎回20名ほどのこどもたちのほか、保護者やお手伝いの大学生、地域の大人が集まります。

通常は月4回程度開催されていますが、2月末から5月にかけては新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため営業を自粛。それでも「途切れさせたくなくて」という伊藤さんの思いのもと、いつもの有料バイキングではなく「希望する家庭へ向けて無料のお弁当を配食するスタイル」で取り組みを継続されています。

名物は、伊藤さん特性のおにぎり。豊島野公園やてるてる広場など池田市内のイベントでブース販売されることもあり「食べたことがあるよ！お米がおいしいんだよね」と大好きな人が多い人気メニューです（おにぎりだけの注文も可能！HPの”おむすび申込書”をチェック）。また、この状況でもこども食堂に向けて多くの企業や個人、団体から食材の寄付があるそう。「みなさんかたのご寄付や”赤い羽根 臨時休校中の子どもと家族を支えよう緊急支援募金”の助成を受けて活動しています。こんな状況だけどみんなでがんばろう、という応援の気持ちが込められたお弁当になっています」と伊藤さんは言います。

自粛期間中の配食を希望される方は、必ず前日までに「池田こども食堂さくら」に電話やメールなどで予約のうえ、検温とマスクをして開催日17時以降にこども食堂へ。
池田市も分散登校が始まりましたが、こども食堂がいつまで自粛になるか現時点ではまだ未定です。日程日時や諸注意などはHPやフェイスブックでご確認を。「こんな状況でも、みんなでこども達を見守っていきたいです！」と言ってくださる伊藤さんのもとに、またこどもたちがにぎやかに過ごす姿が戻ってくる日が楽しみでなりません。

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取材ママ
ひまりちゃん