子育てを助けてくれる!「いけだファミリー・サポート・センター」
2025年1月28日 池田市保健福祉総合センター1階
平成13年から続く、助けあいの輪
「いけだファミリー・サポート・センター」(以下、ファミサポ)は、子育てを援助してほしい人(依頼会員)と、子育てを応援したい人(援助会員)がお互いに信頼関係を築きながら、子どもを預けたり預かったりする、会員制の子育て支援ネットワークです。社会福祉協議会のアドバイザーが会員登録やマッチングを行い、2024年3月末時点で計918名が会員登録しています。
子どもを預ける場所は、原則、援助会員の自宅です。地域子育て支援拠点など、子どもの安全が確保できる場所も、会員間の合意とアドバイザーの承認があれば可能です。「ファミサポさんに頼むことで精神的なゆとりができ、いつも本当に助かっています」という依頼会員や、「預かる回を重ねるほど愛おしく思えてきます」という援助会員の声が、ファミサポの素敵さを物語っています。
子育てを助けてほしいときは(依頼会員の登録方法)
依頼会員に登録できるのは、生後2ヶ月から小学校4年生までの子どもがいる市民です。
活動までの流れは、
①会員登録
②アドバイザーに依頼内容の相談
③依頼内容に沿った援助会員探し
④援助会員が見つかれば、依頼会員と子ども、援助会員、アドバイザーの4者で事前打合せ
依頼内容の確認と連絡先の交換をした後で、活動がスタートします。活動終了後に、依頼会員は規定の報酬を援助会員に支払います。
料金は平日8時から20時までは1時間700円、それ以外は1時間800円です。きょうだい2人の場合、2人目は半額になります。援助会員は実際に活動した内容を報告書にまとめ、アドバイザーに報告しています。
子どもの預かり時は、大人から大人への子どもの受け渡しが原則です。園のお迎えや保護者の外出時に依頼する方が多く、最近では「在宅ワークに集中するためにお願いしたい」という依頼も増えているそうです。病児保育や宿泊、家事の代行は依頼できません。長時間の預かりや食事の提供など内容によっては、援助会員の都合上、難しい場合もあります。
子育てを助けたい時は(援助会員の登録方法)
援助会員に登録できるのは、子どもが好きな方、育児支援に理解のある健康な方です。年齢、性別、市内在住、育児経験、資格は問いません。ただし、安全・事故に関する講習や救命救急講習など、所定の研修の受講が必要です。一部の講習は5年に1回更新が必要ですが、保育士や支援員などの資格を持つ人は講習が一部免除されます。また、子どもを預かったり、自分の子どもを預けたりする両方会員の方もいます。
「依頼会員の費用負担を減らすために、おおむね徒歩10分圏内の会員同士をつなげることが多いです。」と、アドバイザーが教えて下さいました。最近は援助会員の多くが仕事を持っているのでマッチングしにくいこともありますが、援助・両方会員のご協力で、助け合いの輪を継続できているそうです。
子どもの成長や状況の変化に伴い、再調整が必要になる場合があります。例えば、「園の迎え」から、「学校への迎えと習い事への送り」に依頼内容が変更になると、夕方まで働いている援助会員は活動が継続できなくなるため、援助会員を新たに探すことになります。このように、相談を受けたらその都度、アドバイスや調整を行っているそうです。依頼会員と援助会員の1対1の関係だけではなく、アドバイザーがいるからこそ、ファミサポの仕組みが長く続いているのだなと感じました。
会員が集う交流会を年に一度実施
会員交流会が毎年開催されていて、最近では多肉植物の寄せ植えや、からだほぐし、子どもと一緒に楽しめる人形劇などが実施されています。アドバイザーは、「普段会う機会がない会員さん同士がふれあえたり、子どもと一緒に楽しめたりする交流会を企画しています」と話されていました。
子育てを助けてほしい人も、子育てを助けたい人も、まずはご連絡を
依頼会員・援助会員・両方会員いずれも、ご入会希望の方は、事前にお電話かメール連絡のうえ、いけだファミリー・サポート・センターへお越しください。その際、印鑑と保護者の写真2枚(たて2.5cm×横2cm、スナップ写真可)と身分証明書が必要です。現在は特に、援助会員さんを募集されています。子育てがひと段落した際など、ぜひご登録を。
受付時間 | 月曜~金曜 8:45 - 17:15(土・日・祝日・年末年始は休み) |
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お問い合わせ先 | いけだファミリー・サポート・センター(池田市社会福祉協議会内) |
専用電話 | 072-751-0422 |
専用メールアドレス | fsc@i-shakyo.or.jp |
場所
大阪府池田市城南3丁目1番40号 池田市保健福祉総合センター1階