こども食堂レポート こんにちは、スマイルキッチンです!
2016年12月15日
旧伏尾台小学校で活動するスマイルファクトリーさんから、10月22日に開催したこども食堂のレポートが届きましたので掲載します。
地域の一員として
私たちスマイルファクトリーが伏尾台に来てから約1年、地域の方々には本当に支えられてきました。校内の清掃のために集まってくださったり、素敵なフラワーアレンジメントを贈ってくださったり、地域のイベントにお声がけくださったり…たった1年の間に、数えきれないくらいの思い出を作ってくださり、伏尾台地域に私たちを受け入れてくださいました。私たちも伏尾台の一員として、地域を盛り上げるお手伝いがしたいと思っていた矢先に、「子ども食堂をやらないか」という話が舞い込んできました。私たちには、レストランのような設備も、十分な道具もありません。飲食経営のノウハウも、もちろんありません。それでも、「この地域に、みんなが集まって一緒に食事ができる場所を作る」というチャンスに、私たちはわくわくしていました。
「スマイルキッチン」に込めた思い
「子ども食堂」という名前をあえて使わず、みんなが気軽に遊びに来られるような楽しい名前にしよう、との発案があり、スマイルファクトリーの子どもたちが一生懸命にことばを探しました。「食堂、よりもキッチン、の方がなんだかオシャレな感じ」と、屋号は「スマイルキッチン」に決まりました。名前が決まり、開催に向けた準備が着々と進み始めました。保健所に通い、必要な設備や注意すべきことのご指導をいただいたり、衛生管理の講習を受けたり、食材の仕入れのためにお店を回ったり、、、スマイルファクトリーの子どもたちも、「みんなが楽しめる空間にするためにはどんな工夫をすればよいか」を一生懸命考えました。何も分からない手探りの中、少しずつ光が見えてきました。
「小さい子が来るかもしれないから、絵本やおもちゃを置いておくスペースがあるといいんじゃないかな」高校生の提案から、プレイスペースの設置が決まりました。当日、玄関から会場までを華やかにしようと、子どもたちみんなが制作に一生懸命取り組みました。少しずつ形になっていく中で、わくわくしながら、スタッフの脳裏には不安もよぎっていました。「誰も来なかったらどうしよう……」
あたたかいごはん、あたたかい言葉
いよいよ迎えた第一回スマイルキッチン当日。朝から調理担当の大人たちは大急ぎ、部屋の飾り担当の子どもたちもバタバタでした。カレーの匂いがし始めるころ、1階の受付には既にお客さんが見え始めていました。
私たちの不安をよそに、この日、地域から50人あまりの方が来てくださいました。12時の開始に合わせて、親子連れや少年野球チームなどたくさんの方が来てくださり、一時は順番待ちをしていただいたほどでした。この日用意したメニューはカレーライス。用意した5升のお米も、大鍋二つ分のカレーも、みるみるうちに減っていきました。「おいしかったよ」、「ごちそうさま」、「ありがとう」…たくさんのあたたかい言葉をいただきました。皆様片付けも手伝ってくださり、本当に助かりました。子どもたちと準備したプレイスペースも、楽しんでいただけたようです。最後のお客様が帰られたとき、私たちは、心地よい疲労感とともに幸せな気持ちに包まれていました。たくさんの笑顔に出会えた、素敵な一日でした。
「子ども食堂」で調べると色々なことばが出てきます。難しい話もたくさんあります。私たちも、たくさんのことを考えながらこの日を迎えました。けれど、来てくださった人たちの楽しそうな顔や笑い声に、「ごはんを食べる」ということの本当の意味を教わったように思います。お越しくださった皆様、本当にありがとうございました。初めてのイベントに、至らない点も多々あったかと存じますが、今回の反省を活かして第2回、第3回と経験を重ねていきたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
コメント
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よーちゃんさん
2018年8月14日 9:31 am
長らく更新がおやすみ状態でとても残念です