子育てストーリー Vol.008障がいを乗り越えて

ママB

プロフィール先輩ママ Nさん

三年前にご主人と死別。
シングルマザーとなって、中学一年生の息子を育てている。

障がいも本人の個性・特性

息子は小さい頃から感情をうまく表現できず、人とのコミュニケーションが苦手でした。2~3人の少人数でもしんどくて、家の中の安心できる場所でぬいぐるみに囲まれて何かに熱中して遊んでいました。これは中学生になった今でも変わりません。後に、そのような場所は外からのストレスや不安、緊張を和らげるのにとても重要だと、ドクターに教えていただき「なるほど」と息子の行動を納得したものです。もともと不安が強くストレスに弱い子と分かっていましたが、専門のドクターからADHD(注意欠如・多動性障がい)と発達障がいとの診断を受けました。幼稚園に入園する頃、息子はひどいアトピーになっていて何をしてもつらく、ドクターから「今、彼が新しい場所に進むのは、精神的にも大きなダメージになる。幼稚園に行くことにこだわらないで、ゆったりと今を過ごさせる方がいい」とアドバイスを受けました。主人は2度目のがんの手術の直後で、家族の環境を一新しようと池田市に引っ越してきました。

居場所を求めて

池田では幼稚園の年長に編入し、息子のペースに合った日数で通いながら、先生方のサポートのおかげで、楽しく過ごすことができました。同時に療育を受けながら、小学校では入学時から特別支援学級にも在籍しました。特別支援学級にはいろんな個性をお持ちのお子さんが在籍して、先生方もいろんな経歴の方がいらっしゃいましたが、こどもたちへの理解不足や勉強不足を感じるようなことがありました。そんなこともあって、息子は2年生の頃から学校に行けなくなりました。発達障がいと言ってもそれぞれ個性があり、個人差があります。なんとか息子の障がいを理解して適切に支援してくれる施設や学校はないかと、いろいろな方に相談しました。

フリースクールでの出会い

小学3年生になって、紹介してもらったフリースクールに行くことにしました。そこでは、ウィークポイントも含めてその子の個性だと、先生も生徒も互いに認めてくれて、それがなによりの救いになりました。学校の仲間の輪に少しずつ入れるようにもなりました。フリースクールに通うようになってから、息子の表情が目に見えて明るくなり、意欲的になっていきました。スクールの先生方やヘルパーさんの助けもあり、今までできなかったボール投げやドッジボールもできるようになりました。息子の事を一番案じ、障がいは本人の個性・特性と信じ続けて関わってくれた闘病中の主人が喜んでくれたことが、私にはとてもうれしかったです。

成長する姿がうれしい

息子は現在、中学生。本人が興味を持って始めたテニスを、コーチの方のサポートを受けながら一生懸命楽しんでいます。フリースクールの先生方、スタッフの方は、素ぶりのわかりにくい息子のことを理解してくれて、学校の様子もこまめに連絡してくださいます。私も家での様子を相談できて、やり取りできるのがとてもありがたいですね。息子の将来のことを考えると不安もありますが、必要以上に心配しないようにしています。息子は人とのコミュニケーションはまだまだ難しいのですが、少しずつ成長して、個性や能力を上手く活かせるようになればうれしいです。

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